調査・研究

「ヒューマンインタフェースシンポジウム2024」にて、弊社と青山学院大学野澤研究室の共同研究であるSHAREの音声処理に関する成果を報告しました。

2024年09月19日

ヒューマンインタフェースシンポジウム2024にて、弊社と青山学院大学野澤研究室が共同で研究を進めている、SHARE(Sharing Atmosphere and Relationship Enhancement)の成果報告を行いました。
発表はポスター展示に加え開発したシステムのデモを行いました。

SHAREは、リモートワークやハイブリッドワークにおいて、働く場所に関わらずメンバー同士の繋がりを強化し、連帯感や帰属意識の低下といった問題の解決を目指したテレプレゼンスシステム(遠隔にいる人物が、あたかも同じ空間にいるという感覚を生み出すシステム)です。
本発表では特に音声の共有に着目し、実際に話した音声が持つ母音を、別の母音に変換することで言語を無意味化する方法を提案しています。これにより、通常は音声共有において受け手が感じる煩わしさや、送り手側のプライバシー侵害を解決できると考えています。

【開催日時】 2024年9月18日〜20日
【開催場所】 京都大学 吉田キャンパス
【大会  HP】 https://jp.his.gr.jp/symposium/symposium2024/
【タイトル】SHARE (Sharing Atmosphere and Relationship Enhancement) with Voice の提案:音声言語の無意味化を目的とした音声処理手法
【著  者】安藤有康、古永家佳大(青山学院大学)、橋本 一生、小林 彰人、岩本慧悟(ZENKIGEN)、南雲健人、野澤昭雄(青山学院大学)