プレスリリース
ZENKIGEN研究員の岩本 慧悟が「2025年度組織学会研究発表大会」にて優秀発表者に選出
2025年07月08日
ZENKIGENは、弊社の研究員である岩本 慧悟(いわもと けいご)が、2025年6月21日(土)・22日(日)に開催された「2025年度組織学会研究発表大会」において、優秀発表者に選出されたことをお知らせいたします。
◆発表研究の概要
発表題目:面接官の“面接観”は応募者評価にどのように影響するか?-面接官信念尺度の開発と面接評価に与える影響の検討-
本研究では、1000名以上の面接官を対象とした調査を通じて、面接官が「面接」に対して抱く信念(捉え方)を測定するための心理尺度を開発しました。その結果、面接官の信念は「対人的な印象の重視」「知的優秀さの見極め」「適合性の見極め」など、12の因子で構成されることが明らかになりました。さらに、これらの信念が応募者の評価や評価におけるバイアスにどのように影響するのかを分析しました。
実践的な観点から本研究で注目すべき発見の一つは、応募者を「惹きつけたい」「良い情報を提供したい」という信念が強い面接官ほど、面接の早い段階で評価を決めてしまう「即時的判断」の傾向が強いことです。この傾向は、評価基準や質問内容が明確に定められた「構造化面接」において顕著に見られました。この結果は、面接官に「見極め」と「惹きつけ」という二つの役割を同時に求めることの難しさを浮き彫りにし、面接設計における新たな課題を提示しています。
◆プレスリリースはこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000119.000035867.html
今後とも、ZENKIGENをよろしくお願いいたします。