お知らせ / 調査・研究

「第27回日本感工学会年次大会」にてテレプレゼンスに関する研究成果を発表

2025年09月22日

ZENKIGENは、弊社の研究員である橋本一生を中心とした研究チームが、2025年9月17~19日に開催された「第27回日本感工学会年次大会」において、音声と映像に関する最新の研究成果を2件報告しましたことをお知らせいたします。


コロナ禍を経てリモートワークは広く普及しましたが、柔軟な働き方を可能にする一方で、従業員の連帯感の欠如や孤独感といった心理的課題も指摘されています。この課題を解決するため、オフィスやリモートで勤務する従業員の様子をリアルタイムで相互に共有するテレプレゼンスシステムが注目されています。しかし、ありのままに映像や音声を共有すると注意を奪ってしまい作業の妨げになったり、個人のプライバシーを侵害するリスクが伴うというトレードオフが古くから指摘されていました。我々の研究グループでは人間の感性を積極的に工学設計に取り込む感性工学を軸に、新たなテレプレゼンス技術を提案しています。

▪️開催概要
開催日時:2025年9月17~19日
開催場所:タワーホール船堀(東京都江戸川区)
大会HP:https://www.jske.org/conference/jske27/

▪️発表概要
発表1
タイトル:GFPGANを用いた表情変換によるオフィスワークの雰囲気共有法
著者:古尾谷健大、峯嶋智、橋本一生、小林彰人、南雲健人、野澤昭雄 ( 青山学院大学、 株式会社ZENKIGEN)

・発表2
タイトル:BERT-VITS2で再現したオフィス音声がリモートワーカーの心理状態に与える影響
著者:山口航輝、安藤有康、橋本一生、小林彰人、南雲健人、野澤昭雄 ( 青山学院大学、株式会社ZENKIGEN)

 

今後とも、ZENKIGENをよろしくお願いいたします。