お知らせ / 調査・研究

「高周波エレクトロニクス実装技術研究会 2025年度第2回公開研究会」人事領域のコミュニケーションに関する2件の研究発表を行いました

2025年12月01日

弊社R&Dの橋本一生を中心とした研究グループが、人事領域におけるコミュニケーションの科学技術に関する最新の研究成果を、高周波エレクトロニクス実装技術研究会 2025年度第2回公開研究会にて2件報告いたしました。

ゲーム理論によるコミュニケーションの分析
リモート環境で雑談が発生しにくい原因をゲーム理論の観点から分析し、個人の性格ではなく構造的な要因で生じることを明らかにしました。これらの知見は「会社説明会」や「グループワーク」で起こりがちな「沈黙」が生じる理由などについても応用可能です。さらに、参加者に「話し始めを促す共通のきっかけ(フォーカルポイント)」を示すことで、発話が自然に生まれる可能性を提示しています。

リモートワークにおける非公式コミュニケーションのゲーム理論的考察
橋本一生(ZENKIGEN)、小林彰人(日本工学院八王子専門学校)、南雲健人(青山学院大学)、野澤昭雄(青山学院大学)

動画解析を用いた人間関係の解析技術
映像内の人物の動作理解をより詳細に行うための動画解析技術に関する研究成果を発表しました。本研究は、オンライン面談や職場環境に限らず、幅広いコミュニケーション領域に応用可能な基盤技術です。

Real-Time Detection of Interpersonal Interactions in Offices Using Camera-Based Pose
Estimation and Orientation Tracking
Dr. Said Said Mohamed, Issei Hashimoto (ZENKIGEN)

▪️開催概要
開催名称:高周波エレクトロニクス実装技術研究会 2025年度第2回公開研究会
開催日時:2025年11月25日(火) 14:00~16:30
会  場:回路会館 B1F 会議室(東京都杉並区西荻窪)
詳細案内:https://jiep.or.jp/tech-committees/pdf/20251125-2.pdf

今後とも、ZENKIGENをよろしくお願いいたします。